長管骨(長い骨)の端の方(特に膝周辺)に好発する良性腫瘍で、骨腫瘍のうち最も多いものです。
幼児〜小児期に発生しますが、自覚症状がない為発見されないことも多いです。成長が止まると腫瘍の発育も止まります。
骨性の膨隆(ふくらみ)を示し、単発性と多発性があります。広範囲、対称性に多発するものは、腫瘍というよりは形成異常であり、遺伝性を有します。
形は、丸かったり、四角かったり、細長かったりします。大きさも大小さまざまです。まれに、手の指や足の趾の爪の下に発生することがありますが、その場合は強い痛みを起こします。
治療は、小さいものは放置して良いですが、神経や腱を圧迫して痛みのあるもの、関節の運動制限を起こすもの、巨大で美容上良くないものは、手術によって切除します。