平成27年8月29日(土)
第91回近畿接骨研究会(9月13日開催)に向けて指導者講習会をヒグチ整骨院・本院にて行いました。
テーマは、「前距腓靭帯V度損傷の診断・固定」です。
本院・樋口総院長から前距腓靭帯損傷の程度によって、選択する固定の種類・固定期間の違いや注意点についての講義を受け、
その後固定のデモをしてもらいました。

上の3枚の写真は、前距腓靭帯T度損傷に対してテーピングと巻軸包帯による固定をおこなっている様子です。
下の3枚の写真は、前距腓靭帯U度損傷に対してストッキネット、プライトン、巻軸包帯を用いて固定をおこなっている様子です。

次に今回の近畿接骨研究会で行う前距腓靭帯V度損傷に対するギブス固定のデモの様子です。
固定に使用する材料は、ストッキネット・オルテックス・キャストライトαです。
ストッキネットは、中枢は下腿上1/3部から末梢はMTP関節までの長さにします。

オルテックスは、末梢から中枢にかけて隙間が無い様、全体に巻いていきます。

キャストライトαは、オルテックスより長くならない様に注意しながら隙間なく巻いていきます。

最後に、荷重をかけて踵部の形成をおこないます。踵部の形成が不十分な場合、歩行時に痛みが出て日常生活に支障をきたします。

デモ後は、二人一組に分かれ固定の練習をおこないました。
当日参加して頂く先生方を、しっかりサポートする為にスタッフ一同準備しております。